マスターに誕生日プレゼント

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大学時代、とても世話になった「かわうち」という居酒屋が早稲田にあります。この僕を3年間も雇うなんて愚行の極みですが、そこのマスター(店長)が5月に57歳の誕生日を迎えました(たぶん昭和36年生まれだったハズ)。

忠犬ハチ公くらい恩を忘れない律儀な僕は、包丁をプレゼントすることにしましたが、原材料の入手が出来ないとの理由でなんと1ヶ月も待たされました。これじゃあ、なんのプレゼントだかわかんなくなっちゃいます。神戸のM風とJFEのK澤、しっかり材料を輸入しとけ!

先日、久々――といっても2ヶ月ぶりくらいですが――に飲みに行って懐かしい味を堪能しました。「たらの芽の天ぷら」とか「メンマのお通し」とか、普通だけどおいしいんです。昔、かわうちには「イカの丸干し」という、キモを残したまま一夜干しした絶品のおつまみがあったんですが、残念ながらもうありません。とりあえず、じゃがマヨ食っとけばOK。

ちびちび飲みながら、「ずいぶん世話になったなぁ、毎日飲ませてもらったもんなぁ」と思い出し、誕生日に何かプレゼントをしよう!とヒラメキました。とは言え、居酒屋の店長に酒をプレゼントするのもなんだし、どうしたもんかと悩んでいたんですが、包丁に決定。プロ用の包丁を選ぶのはすごく苦労したんですが、ネットで調べたり、金物屋さんで聞いてみたりして、そこそこ有名なメーカーの牛刀にしました。

牛刀というのは、家庭で使う三徳包丁みたいなものなんですが、プロの洋食屋さんも使っているとのこと。柳刃などの和包丁もいいかなと思ったんですが、プロ向けの和包丁だと給料の1/3くらいが吹っ飛ぶので却下(笑)料理人だから包丁なんて沢山持ってるような気もしますが、名前を入れてもらい差別化をはかりました。

5月18日の誕生日に間に合うようにと早めに注文しましたが、原料の鋼が無いから品切れ!としばらく待たされ、そのうえ「名入れの職人が辞めちゃったから6月下旬になるけど文句ある?」との態度です。有名店だから舐めてんじゃねーぞ「正本」!最初の納期予定から3週間以上の遅れです。

本来なら「バカヤローふざけんじゃねえ!」とキャンセルするところですが、小売りの川口金物店さんが親身になってあちこち手を尽くしてくれたおかげで、無事に名前も入れることが出来ました。しかもかっこいい!もったいないくらいです。川口さん、本当にありがとうございました!

明日飲みに行くついでに、1ヶ月遅れの誕生日プレゼントを渡したいと思います。「なんだ?この安もんの包丁はー!?」って言うと思うけど(笑)

P.S.
僕の名前を出せば、500円くらい割引してくれると思います、たぶん。

“マスターに誕生日プレゼント” への2件の返信

  1. 私にとってもマスターは一生の恩人です!!!

  2. おお!そうですかー。
    いつ頃お世話になってたんですか?
    僕は2003年頃から4年間バイトしてましたー。

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