前々から気になってはいたけど、敷居が高い気がして入れなかった「銃砲店」に行ってきました。いやー、いい人でした。
お昼休みを利用して会社から徒歩2分にある銃砲店へ。「ひやかしお断り!」と書いてあるのですが、「冷やかしじゃないぞ、本気だぞ」と意を決して入店。ちょうど電話中だった店長さんは「来週からクロアチアに行ってしまうんですよー、ええ」なんてな話をしています。
電話が終わり、「いらっしゃいませ」と店長。
ワナ猟についてお聞きしたいんですが、よろしいでしょうか?と尋ねると、イスに座るように言われました。若者がくることはめずらしいらしく、店長さん興味津々です。興味津々なのはこっちのハズなのに。
まず、なんで猟やりたいの?と聞かれ、「そりゃー猟師かっこいいじゃん自分で獲った肉食べれるし肉も含めて自給自足とかカックいいじゃーん」と答えたところ、「オマエ若いクセにナカナカわかってんじゃね!?」的なノリで、ヒートアップ。
「獲物捌ける?」「ニワトリならイケます!」なんて会話であっという間に昼休み終了。酒無しの会話でこんなに時間が経つのが早いのは久しぶりです。話した内容は大体こんな感じ。
・試験は毎年8月初旬。だから半年先までおあずけ。その時になったら猟友会経由で書類を揃えてくれるそう。ありがたい。
・ワナ猟は最低1泊2日。夜中にかかった獲物を翌朝回収するため。都内に住んでるなら結構しんどいとの事。やっぱりワナ猟やってるのは地元の人が多い。ベテランになればなるほど面白くなるそうで、獲物の歩幅を想像したり、通り道を見つけたりと知恵比べの要素を多分に含んでいる。デカイ獲物がかかった時は、トドメを刺すのが結構大変で鉄砲を使う人も多い。→ユー鉄砲の免許も取っちゃいなよ!(銃砲店だしね)
・店長の猟場(鉄砲)は千葉県富津市。海ほたる使えば1時間ぐらいで行けちゃう。
朝5時に東京を出て、午前中狩りをしてお昼には帰宅。イノシシ・シカがメインの獲物。猟の仕方は犬を使った追い込み猟。
近年、キョン(TOP写真)っていう小型の鹿(犬ぐらいの大きさ)が増えて大変。早熟なので生まれて1年以内で妊娠・出産。ネズミ算式に増えている。食うと旨い。
アライグマも増えて困ってる。生後6ヶ月まではラスカル並みにかわいいが、それ以降はヤバイくらい凶暴。ペットとして飼ってたけど、手が付けられなくなって山に逃がすアホ多発。いまや害獣扱い。アライグマは基本的にはワナ猟。食うと旨い。
基本的に獲物は食う。肉が臭くて食えないって言ってるやつは、処理が下手な初心者。脂肪が臭いから、赤身だけ食うのがコツ。脂肪部分は極力残すな!
また遊びに来いと言ってくれたので、ちょこちょこ顔を出そうと思います。